競艇の用語
競艇の用語を、5年分の実測データで説明します。 定義だけでなく、実際に何が起きているかを母数つきの数字で示します。 この面では予想や買い目は出しません。
いま読めるもの
- コースと枠番の違い — 枠番どおりのコースに入るのは 89.8%(1,636,961走)
- 前づけとは — 2〜6枠の 5.76%(1,381,367走中79,526走)。選手によって 0.00%〜79.56%
- 逃げとは — 1コースの1着152,440回のうち 95.17% が逃げ。場によって 40.50%〜60.15%
- 抜き・恵まれとは — 1着276,881件のうち抜き 6.78%/恵まれ 0.86%。 恵まれは全件で他艇が完走できていない(全レースの基準は7.21%)
- 決まり手とは — 6種類の一覧。決まり手の構成率(分母=1着数)と1着率(分母=出走数)は別物
- 差しとは — 差し35,372件のうち 67.95% が2コース。2コースが差したとき2着は1コースが 62.0%
- まくりとは — 同じ3コースの1着でも、2着が1コースになるのは まくり 22.4%(14,029件)/まくり差し 62.3%(12,844件)
- フライング(F)とは — 全出走1,663,914走のうち 6,547件(0.393%)。 Fを切った直後は同じ選手の平均STが 0.1546 → 0.1832 に遅くなる
- 平均STとは — 100走以上の1,767人で 0.1075〜0.2685秒。 ただし違いの 46% は勝率で説明でき、その日のゆらぎは選手差の3.4倍
- 風と競艇 — 風が強い日の1コース1着率は 24場すべてで下がる。差は 1.86〜17.83pt。 ただし強風帯の61.25%に安定板が付いており、風だけの影響ではない
- スタート展示とは — 進入は 94.76% 一致するが、展示のSTは本番と 0.046。 当サイトが展示STを使っていない理由を数字で書いています
- 1着率・2連対率・3連対率 — 分母は3つとも出走数で入れ子。2コースは1着率 13.93% だが3連対率 58.27%
- 級別(A1・A2・B1・B2)とは — 1コースの1着率は A1級 71.31% ↔ B2級 35.30%(36pt)。 ただし級別は成績で決まるので、半分は勝率の言い換えです
- 季節と競艇 — 24場のうち 14場は差が誤差の範囲。 しかも「冬と夏」という区切り方そのものが実態と合っていません
- 展示タイムとは — 同じレースの中では 1位 27.30% → 6位 7.86% と並ぶ。 ただし場ごとに計り方が違うので、比べられるのは同じ場の中だけです
- 左隣F持ちとは? — 左隣の艇がフライングを持っているとき、何が起きるのか
相手依存まわりの用語
- 相手依存 — 選手の成績を、左隣の艇が誰かで分けて集計した値。左隣の級・F持ちか・STの3つで分けます(直近5年・6艇まるごとの記録から)。
- 補正済み(収縮) — 母数が少ない選手の率を、全選手の平均に寄せた値。走数が増えるほど本人の値に近づきます。表では◎○△で母数の目安を添えています。
- 分位点(上位◯%) — 同じコースで40走以上走った選手の中で、その値が高い方から数えてどのあたりか(直近5年)。順位ではなく、分布の中の位置です。
- 全選手の平均(一般論) — その条件での全選手の値。個人の値と並べて、差が個人のものか条件そのものかを見分けるための基準です。
- 左隣のSTが速い/遅い — 左隣の艇の平均STが 0.15 以下なら「速い」、0.20 以上なら「遅い」。0.16〜0.19 は判定なし(どちらとも言えないので分けません)。
予想の面の用語
- 逃げ — 1コースの艇が第1ターンマークを先頭で回り、そのまま1着になる形。1コースが1着になったレースのうち 95.2% がこの形です(直近5年・152,543本)。
- 差し — 先に回った艇の内側に入って前に出る形。2コースが1着になるときの中心で、2コースの1着のうち 63.0% がこれです(直近5年・38,185本)。
- まくり — 外から内の艇を全部かわして先頭で回る形。3・4コースが1着になるときに多く、4コースの1着のうち 46.1% がこれです(直近5年・29,448本)。
- まくり差し — 外から回りにかかり、途中で内に切れ込んで前に出る形。5コースの1着のうち 59.4% がこれです(直近5年・16,645本)。3コースは まくり 40.0% と まくり差し 36.6% でほぼ半々です(35,081本)。 2021-09-07 〜 2026-09-07・2026-09-08時点の集計。括弧の中はそのコースの1着数(分母)です。
- 1着率・2連対率・3連対率 — 図鑑の予想が出す、その艇が 1着 / 2着以内 / 3着以内 に入る確率です。過去5年の記録から計算し、直近3か月の実測で補正しています。6艇の1着率は足して100%になります。言っている確率が本当かは、記録の面で「予測と実測の差」として毎月出します。
- 的中する確率(モデルの計算値) — 買い目に含めた組の確率を足したものです。「3連単 8点で 60%」なら、この8点のどれかが的中する確率が 60% ということです。図鑑の買い目は、確率の高い順に足して 60% に届くまで、6〜10点の間で点数を変えます。10点まで使っても 40% に届かないレースがあり、その数字もそのまま出します。これはモデルの計算値で、実績ではありません。実際に何本当たったかは 記録の面 に出します。買い方の形は 舟券の買い方 にあります。
- 補正 — 過去の実績に合わせて確率を直すことです。モデルが「70%」と言ったレースを集めて、実際に何%が1着だったかを数え、そのずれのぶんだけ確率を寄せます。直近3か月の実測から作った対応表を使い、6艇の合計が 100% になるように整えます。図鑑が面に出す確率は、すべて補正のあとの値です。
- 見送り — 3連単10点で的中する確率が 30% に届かないレースは、買い目を出しません。確率・展開・根拠は出します。見送ったレースは記録に「見送り」として別に数え、的中率と回収率の分母には入れません(仮の線。実績を見て置き直します)。
- 回収率 — 払戻 ÷ 投資。図鑑の記録はすべて「1点100円で均等に買った」として計算します。控除率が25%なので、何も考えずに買い続けると75%に近づきます。図鑑は出した予想を全レース分、外れた月も消さずに数えます。
- 穴 — 確率は低いが、オッズが確率の逆数より大きい組。期待値(確率×オッズ)が1を超える組を、本命の買い目とは別に1〜2点だけ出します。母数が貯まるまで(数か月)は参考値で、分散も大きいことを記録の面に書きます。
これから足すもの
書けるものは、ひととおり出しました。 これから足すものがあれば、同じ形で足していきます。
データが足りない用語は書きません。 たとえば「進入固定」は、当サイトのデータでは実施したかどうかを区別できないため、 数字を出せません。書けないものは書かないという方針です。
「オリジナル展示タイム」(一周・まわり足・直線)も書きません。 22の場が各場の公式サイトで公開していますが、当サイトは取得していません。 数字を1つも持っていないので、書けるのは一般論だけになります。 それは他所と同じ内容になるので、このサイトが書く意味がありません。 さらに計測位置が場ごとに違うため、 仮に取得しても、比べられるのは同じ場の中だけです。
このページ群の書き方
- 数字には必ず母数を添えます。「89.8%」だけでは書きません。
- 集計した期間と時点を書きます。
- 分からないことは「分からない」と書きます。推測を事実の形にはしません。
- 「だから買い」は書きません。読み方は見る人に委ねます。
数字そのものの読み方は 数字の読み方 に書いています。