数字の読み方
このページは、数字をどう読むかを書くページです。 このサイトの数字が何を意味していて、どこまで言えるのかを書きます。 限界を知って読むほうが、正しく使えます。
母数が少ない数字は、偶然で振れます
5走で1着が3回なら1着率60%ですが、その60%は5走の結果で、選手の力そのものとは別の数字です。 サイコロを5回振って3回6が出たようなものです。
だから、このサイトの数字には必ず母数を添えています。 数字だけを見ず、隣の走数を一緒に見てください。
| 表示 | 意味 |
|---|---|
| ◎ | 母数が十分にある |
| ○ | 母数がある程度ある |
| △ | 母数が少ない。偶然で振れます |
◎○△ は母数の目安です(◎ 多い / △ 少ない)。 △の選手が弱いという意味ではまったくありません。
「—」は数字が無い印
表に「—」と出ているのは、数字が無いという意味です。理由は2つあります。
- そのコースを走っていない — 5年で1走もしていない場合です
- 母数が足りないので率を出していない — 出すと誤解を招くため、あえて出していません
どちらも数字が無いので「—」です。0% は「走ったが1着が無かった」という別の事実です。 区別できるように、画面では理由を添えています。
「地力」と「実績」は別の数字です
同じ選手のコース別1着率に、2つの数字が出ることがあります。
- 実績 — 実際に走った結果をそのまま割った値です
- 地力 — 母数が少ないコースの値を、全体の平均側へ引き戻した値です(補正済み)
2走で1着1回なら実績は50%ですが、それをそのまま信じるのは危険です。 地力は、こういう場合に全体平均へ寄せて、母数の少なさによる偶然を抑えます。 母数が十分にあるコースでは、地力と実績はほとんど同じ値になります。
相手依存の「型」は分類
選手ページと選手一覧に、順当型・自力型・逆パターン型という表示があります。 これは左隣の条件によって成績がどう動くかの分類です。
- 順当型 — 左隣の条件が良いほうが、成績が良い
- 自力型 — 左隣の条件であまり動かない
- 逆パターン型 — 左隣の条件が悪いほうが、成績が良い
「自力型」は、左隣の条件で成績があまり動かなかった、という集計結果です。 実測では、同じコースの中で比べても、自力型の地力がいちばん低く、逆パターン型がいちばん高い傾向がありました (2コースでは 逆パターン型 19.1% / 順当型 14.1% / 自力型 12.3%)。 弱い選手は隣が誰でも率が低いため、差そのものが小さくなり、自力型に分類されやすくなります。 3つの型は横並びの分類です。
そのため、このサイトでは型で並べ替えられないようにしています。 分類に順序が無いのに並べると、並び順そのものが優劣を主張してしまうからです。
この型は、どのくらい安定した性質か
この値は、同じ選手でも期間によって振れます。
自前で確かめたところ、前半と後半で同じ型が出るとは限りませんでした
(5年分を前後に割り、同じコースの中で比べた相関は 0.08〜0.32)。
比較のために書きます。同じように5年分を前後に割り、同じコースの中で比べると、
前づけ率は 0.88〜0.92、STのばらつきは 0.42〜0.55 でした。
型は、前づけ率より年をまたいで動きやすい値です(相関 0.08〜0.32 と 0.88〜0.92)。
ただしSTのばらつきとは、それほど大きく違いません。
STのばらつきには、別の注意があります。 実測では、その選手の勝率と強く結びついていました(相関 −0.79、 ばらつきの違いの約6割が勝率で説明できる)。 「ばらつきが小さい」は、ほとんど「強い選手」と同じことを言っています。
順当型が出やすいのには、構造的な理由もあります。
強い選手ほど「隣が弱いときは勝ち、強いときは勝てない」ので、差そのものが大きく出ます。
実際、左隣の級の差は、その選手の1着率でおよそ半分が説明できます(相関 0.70)。
型には、相手依存の個性のほかに、地力の高さそのものも混ざります(相関 0.70)。
ただし左隣のFだけは違いました。1着率とは逆向きの相関(−0.23)で、
地力では説明できない情報を持っています。
どれだけ再現するかも測りました。 同じ選手を前半と後半で分けて、同じ型になるかを数えています。 逆パターン型が同じ型のまま残るのは 12.9〜14.3%です。 8割以上は、期間を割ると消えます。 順当型は 58.8〜59.7%、自力型は 76.8〜77.8%でした。 ただし自力型が高いのは「型が無い」状態が安定しているためで、 強さとは別の話です。
全体の一致率は 68.4〜69.3% ですが、これも高くは見えません。 型をでたらめに割り当てても 51.0〜51.5% は一致します (自力型が全体の 68.7% を占めるため)。 上乗せは 18ポイントほどです。 母数は前後分割で 61人、奇数/偶数分割で 86人(逆パターン型の行)。 逆パターン型の薄い側の走数は中央 30走です。
だから型は、順位づけにも、絞り込みの決め手にも使えません。 「そう数えられる走があった」という記述として読んでください。 数字と母数を見て、判断するのは見る人です。
締切前の数字は、仮定を含みます
実際の進入コースは締切後に決まります。締切前は枠番どおりに進入すると仮定して計算しています。 仮定にもとづく数字には、画面で印を付けています。結果が確定すると計算し直されます。
データの範囲と限界
- 集計は直近5年です。それより前のレースは集計に入りません。
- 取得元は公式サイトの公開ページのみです。独自に測ったデータはありません。
- 公式サイトの表記が変わると、取り込みに失敗することがあります。 失敗を検知する仕組みはありますが、すり抜けるものもあります。
- 過去に数字を誤って掲載したことがあります(例: 左隣F持ちの上げ幅)。 気づいた時点で訂正し、何が間違っていたかも書いて残しています。
このサイトは予想を出しません
どの艇を買うべきかは示しません。推奨も、「狙い目」も出しません。 出すのは事実と、その読み方までです。判断は読む人がします。
舟券の購入は自己責任で行ってください。 このサイトの数字は、購入を勧めるものではありません。
用語そのものが分からないとき
このページは数字の読み方を説明しています。 用語そのものの意味は 競艇の用語 にまとめています。
たとえば、このサイトの数字はほとんどが「コース別」ですが、 コースと枠番は別のものです (コースと枠番の違い)。 実測では枠番どおりのコースに入るのは89.8%(1,636,961走)でした。